ウンチで楽しむ動物園!肉食ウンチと草食ウンチ

2014.07.03

  • あそび
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旭山動物園の飼育員さんが教える!動物園を3倍楽しむ方法vol.3

さて、3週にわたってお伝えしてきた「動物園を3倍たのしむ方法」。ついに今回が完結編となります。vol.3では、肉食動物と草食動物の違いに注目してみたいと思います。肉食動物と草食動物の違い、あなたはいくつ思い浮かびますか?

肉食VS草食 こんな違いに注目!

ついている位置に注目の「目」

「食べる側の肉食動物と食べられる側の草食動物とでは、目のついている位置が違います。それぞれどこについているか分かりますか?肉食動物は私たち人間と同じく顔の正面に、草食動物は顔の側面にそれぞれついています。これは、肉食動物は獲物との距離を測るため、ものが立体的に見えるように、草食動物は、いち早く変化に気づき敵から逃げられるように、広範囲が見渡せるようになっているんです。」

ついている本数に注目の「爪」

「肉食と草食では、爪の本数にも差があります。肉食動物は狩りがしやすいよう爪が発達し、だいたいは人間と同じで5本の爪を持っています。一方、草食動物は襲われたときに逃げやすいよう爪は退化し、2本の爪のものが多くなっています(1本、3本の場合もあります)。また爪のほかにも、肉食動物には足の裏に肉球がついているのですが、これは獲物を襲う際、足音で気づかれないようにするためで、草食動物には見られません。

子どもたちの大好きな「ウンチ」

「園全体で毎日ゴミ袋15袋分は出ている動物たちのウンチですが、ウンチの仕方にも肉食動物と草食動物で違いがあります。草食動物は、ウンチをしている間に襲われると困るので、ふんばらなくても出せるようになっています。また、広範囲にポロポロとウンチを出すことで、敵に自分の居場所を悟られないようになっています。一方、肉食動物はその反対で、襲われることがほとんどないのでじっくりと時間をかけてウンチをしますし、獲物となる動物に、自分がどこにいるかを知られることで逃げられてしまわないよう、特定の場所でのみウンチをすることが多いんです。」

旭山動物園の動物たちに会いに行こう

動物たちの長所を活かした旭山動物園の「行動展示」

今回お話をうかがった旭山動物園は、ほかにはない大迫力で動物たちを観察できる「行動展示」が有名ですが、行動展示がほんとうに優れているのは、動物たちの長所を活かせる展示方法になっていること。たとえば、泳ぎが得意な動物には存分に泳げるような環境を用意してあげる。そうすることで、動物たちがストレスなく生活することができ、その結果として、私たち人間も動物たちの生き生きとした姿を見ることができます。

また、ほかにも、登場した動物に関する解説を飼育担当の方から聞ける「絵本読み聞かせ」や、昼とは違った動物の一面を見られる「夜の動物園」など、魅力的なプログラムがたくさん用意されている旭山動物園。みなさんもぜひ一度行かれてみてはいかがでしょうか?

※北海道以外から行かれる場合は、気温にご注意を!普段と同じ感覚で行くと、想定以上の寒さに後悔することに。特に子連れの場合は準備万端で臨みたいですね。

協力・写真提供:旭川市旭山動物園 文:編集部